NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S レビュー

予約開始日時2022年4月8日10:00ジャストに予約して10:01に終了したので、何とか発売日の4月22日に入手することができました。現在お店の表示は「2022年11月以降のお届け」となっています。どのくらいの在庫を準備していたのかわかりませんが、予定数はあっという間に売り切れてバックオーダーを抱えるほど売れたのでしょう。

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到着

朝一で届けてくれました。
思っていたよりも大きくてちょっとびっくりです。

ご対面

ようやく出会えました。待ちに待った800mmです。思っていたより大きい。

また、決して軽くはありません。ダンナは500mmF4を使っていたので、「軽い軽い」と言っていますが、私は今まで500mmF5.6を使っていたので、1kg弱重くなります。しかし、持てないほどではなく、以前使っていた200-500ズームとほぼ同等なので許容範囲です。

フィールドで歩き回るときに、どこにどうぶら下げるかによって重みや疲れ方がまったく異なります。200-500ズームも500mmF5.6もレンズにストラップ取り付け金具がありませんでした。そのため、レンズフットを加工して速射ストラップでぶら下げるようにダンナが工夫していました。それによってずいぶん運びやすくなり、20kmほど問題なく歩けていました。

今回の800mmF6.3はレンズ側にストラップ取り付け金具がついています。ご存じのようにZ50はDXフォーマットの小型カメラなので、カメラでこのレンズを支えるようなものではありません。大砲レンズの後ろにちょぼっと小さなボディが付いているような格好になります。レンズが主体であり、レンズにストラップをつけて運ぶことになります。ボディはおまけのようにレンズにくっついているだけです。ボディだけを持ってレンズを持ち上げると、マウントがもげてしまいそうです。もげないにしても、やめた方が良いでしょう。そんな状況ですから、レンズストラップをメインでぶら下げています。ボディのストラップにはテンションをかけず、安全のために首に回しているだけの状態です。

リュック

身長の半分くらいがリュックで、さすがに大きく見えますが、重さはそれほどではありません。

小さいとは言っても500mmF5.6と比べると遥かに大きいので、今までのリュックには入りません。Z50に800mmF6.3を装着した状態の寸法を測り、すぐにダンナがカメラ店に買いに行ってくれました。
買ってきたのがaosta Sanctuary III RK650というリュックです。ばっちり入りました。

幅は最大口径ぴったりくらいですが、上下は比較的余裕があるので、ボディをバージョンアップしても入ります。テレコンを装着しても大丈夫な大きさです。

果たしてフィールドで使えるか

身長150㎝で懸垂も腕立てもできないほど非力な自分がまともに扱えるのかどうか。実際にフィールドでテスト撮影するまでは不安でした。しかし、近くの公園で実際試してみると問題なく扱うことができました。水平に構えたり、天頂に向けてみましたが、何とか行けます。やはりVRの効きが相当良いようで、ファインダー像は安定してくれます。

もちろん私にとっては軽くはありません。正直言って重いのですが、数分間水平に構えたり、レンズを持ったまま中腰になったりしゃがんだりしても問題はなさそうです。

いつものフィールドでカイツブリの撮影
手持ちで撮れます。
フードがあるので大きく見えますが、実際のレンズは金線のちょっと先までです。重心がカメラ側に寄った設計なので、持ちやすく感じます。三脚座をつかんで持ち上げると安定するので、そのあたりが重心なのでしょう。
決して軽くはありませんが、鍛えれば何とかなります。
VRの効きがすばらしく、シャッターを半押しするとピタッと安定します。

テスト撮影

この日は鳥があまりいませんでした。カイツブリや花で解像度やボケ、AFやVRのテストをしてきました。以下はすべてZ50+NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S 手持ち撮影です。

ピント面はカリカリにシャープで、ボケはふんわり素直な印象です。
カイツブリの子どもたち。解像感が抜群で、コントラストも問題ありません。AF速度はあまり速くない印象ですが、それはZ50によるところかもしれません。
前ボケも後ろボケもきれいです。
絶好調のガビチョウ
かなり暗い状況でシャッター速度1/100 sですがVRのおかげでブレずに撮れます。

心配されていたフレアやコントラストの低下も今回の試写では全く見られませんでした。

サンプル画像

カワセミ: f/6.3、1/200s、ISO 1250、-0.67 eV
上の写真の中央部トリミング:Z50なので35mm判換算1200mm相当ですが、手持ち1/200sで撮れてしまいます。Z50にボディ内手ブレ補正はないので、レンズの手ブレ補正5段分だけです。
あまり近寄れないキビタキのような野鳥には、800mm(1200mm相当)の焦点距離は丁度よい画角です。
強力なVRの恩恵で暗い森でも手持ちで撮影できます。

感想

驚きの軽さとして評判ですが、それは800mmF5.6と比べての話しだと思います。今まで800mm F5.6を使っていた人には驚異的な軽さなのでしょうが、その経験がない人にとってはかなりの重量に感じるでしょう。幸い、私は200-500ズームを使っていた経験があるので、それと同等な重さとして許容できましたが、いきなりこのレンズを持つと多くの女性は純粋に重いと感じると思います。しかし、800mmを手持ちで使いたい場合はこのレンズ一択になるでしょう。

撮影時よりもフィールドを持ち歩く時間の方が圧倒的に長いので、どのようにぶら下げるかによって疲れ方がかなり異なります。個人差も大きいと思いますが、私はリュックのショルダーハーネスにレンズストラップを取り付ける方法にしたらずいぶん楽になりました。

気軽に万人におすすめできるレンズではありませんが、野鳥撮影に対するこだわりや意気込みが強い人にとっては、今まで経験をしたことがないほどポテンシャルを秘めた夢のようなレンズであることもわかります。私も使いこなせるように頑張ります。ちょっと筋トレが必要です。

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